もったいない学会 & 縮小社会研究会関西シンポジウム 「もったいないの理念に基づいた変わりゆく未来社会の創造に向けて」 ―根本理念と実践活動に焦点をあてて―
人類の歴史を振り返ると、資源の争奪により文明を高度化してきたといえます。すなわち、当初は自国の資源を利用・拡大し、文明の礎を築いていました。しかし、それを獲り尽すと、海外の資源に眼を向け、進出しそれを植民地にしていきました。収奪に対して、アダムスミスが国富論の中で収奪は人類のせいではなく、見えざる神の手の仕業だとしてその正当性の理論的支柱を与えました。20世紀末になると、資源の有限性に気づき、実体のない金融に眼を向けました。しかし、それもリーマンショックで破綻すると、産業革命の夢をもう一度ということで、AI、IOT等の情報分野を主とする技術革新によるイノベーションに期待を寄せています。
地球上の資源は有限であり、急増する人口を賄うには収容能力の限界にきているとの認識を確固たるものにしないと、ダーウインが言うように人類は自然淘汰される恐れがあります。
本シンポジウムは「地球資源は有限」であるとの根本的理念に基づき、未来社会の創造に対し今から行うべき実践的取り組みに焦点をあてて議論を展開します。
1.主催・協賛
<主催>
NPO法人 もったいない学会 & 一般社団法人 縮小社会研究会
<協賛>
NPO法人 コミュニティアーキテクトネットワーク(環人ネット)
2.日時
平成29年2月11日(土)
10:00~17:30
3.場所
京都大学文学部新棟第3講義室
〒 606-8501 京都市左京区吉田本町
京都駅から 市バス206系統 北大路バスターミナル行 約35分 京大正門前または百万遍下車(206 は右回りと左回りがあるので、東山通経由に乗車)
地図:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/ の5 と 8 の間の建物の 2 階
地図: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
の5と8の間の建物
4、講演内容
司会
五十嵐敏郎 もったいない学会理事 縮小社会研究会会員 金沢大学非常勤講師
辻村 琴美 もったいない学会理事 環人ネット理事長
10:00~10:15
シンポジウム趣旨説明
五十嵐敏郎 もったいない学会理事 縮小社会研究会会員 金沢大学非常勤講師
10:15~10:45
招待講演
「琵琶湖は避難できない!-関西の原発事情と未来可能社会-」
嘉田由紀子 もったいない学会評議員 元滋賀県知事 びわこ成蹊スポーツ大学学長
10:45~11:15
特別講演
「地球は有限、資源は質が全て」
-G-Zero化する世界、日本はどう生きるか-
石井吉徳 もったいない学会名誉会長 東京大学名誉教授 元国立環境研究所所長(故人)
11:15~11:45
基調講演(1)
「再生可能エネルギーの将来」
大久保泰邦 もったいない学会会長 宇宙システム開発利用推進機構技術参与
11:45~13:00
昼食
13:00~13:30
基調講演(2)
「なぜ成長がダメで、縮小が必要か」
松久 寛 縮小社会研究会代表 もったいない学会会員 京都大学名誉教授
13:30~14:00
「再生可能エネルギーを巡る課題と京都府南丹市における取組」
芦田 讓 もったいない学会理事 IET研究会理事長 京都大学名誉教授
14:00~14:30
「しがエネルギービジョン~新しいエネルギー社会の実現に向けて」
中嶋洋一 滋賀県県民生活部エネルギー政策課課長補佐
14:30~15:00
「風力発電はどこまで伸ばせるか?」
林 農 もったいない学会理事 鳥取大学名誉教授 名古屋産業科学研究所上席研究員
15:00~15:15
休憩
15:15~15:45
「地産地消型自然エネルギー社会の構築に向けた現在の課題とその対策」
三石博行 縮小社会研究会会員 (株)メディエコ研究開発CEO
15:45~16:15
「新電力を含めた社会システム」
尾崎雄三 縮小社会研究会会員 元弁理士
16:15~16:45
「アフリカにおける勿体無い実践成功例」
松井三郎 (公益)日本国際民間協力会理事 京都大学名誉教授
16:45~17:30
総括討論
5.懇親会
場所 京都大学文学部新棟第一講義室
時間 18:00:~19:30
会費 3,000円
6.お申し込みはこちら
7.連絡先
芦田: ashida.eefa@cans.zaq.ne.jp 090-8377-7531
松久: matsuhisa@shukusho.org 090-3675-5225
〒606-8227
京都市左京区田中里ノ前町21 石川ビル 305
e-mail: jimukyoku@shukusho.org
HP: http://shukusho.org/