Limited Earth研究会 研究会趣旨

1972 年に『成長の限界』が発表されてから、2018 年で46 年が過ぎようとし
ている。2018 年は、平昌オリンピックをきっかけに、北朝鮮と韓国が緩和ム
ードに動き、またアメリカとの対話にも動き出してきている。そこでのムード
においては、北朝鮮とキューバを対比した上で、様々な形での社会制度設計に
関する研究が進んでいる。

歴史的には資本主義と社会主義の対比から、1989 年のベルリンの壁崩壊後
の社会制度、そして2000 年のMDGsへとつながっていき、それらの流れは2015
年のSDGsへと引き継がれていく。しかし、それらの流れからは成長の限界に
よる指摘の効果が見えず、人間のエゴは拡大のままの状態にあるようである。

SDGsは、国連を中心に提唱されているが、人間や人間活動を中心に考えら
れているようである。また、目標とするものが広範になっているため、17も
目標を立てておきながらどれも中途半端に終わってしまいかねず、サステナブ
ルな活動を目指し達成することには違和感が拭いきれない。

 

本研究会は「地球は有限、資源は質が全て」を基として、人類にとって住み
よい地球環境を持続可能な形で保ち続ける活動とはいかなる活動か、持続可能
な糸口を探す問題定義から研究を行うものである。

 

2018年 4月 30日

 

 

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