低エネルギー社会に向けて

石油ピークとは、枯渇ではない。石油の生産量がピークに達して減退することである。石油は地球が育んだ有限資源で、人間が生産量を増やしたくてもそうはいかない。なぜなら石油ピークは自然の摂理だからである。このことの重要性が分かれば、エネルギー問題の本質が理解でき、「低エネルギー社会」を築くことが必然であるという結論に達する。

日時:2013年6月6日(木)14:30 –17:00
場所:東京大学本郷キャンパス山上会館
参加費:無料

【プログラム】

14:30-15:00 基調講演 「人は自然の恵みで生かされている」

石井吉徳 もったいない学会 会長

人は有限地球で生きている。永遠の経済成長を望む、加工貿易立国はいずれ終る。大陸でもないのに今も欧米追従だが、もう自分で考えよう、安全神話で招いた3.11だった、地震大国での原発依存、本気で考えよう。海岸線長100m以上の島が、6,852もある国、森、大地を奪われないよう注意しないと。文明とは、人の口に食べ物を運ぶ仕組みだ、自給率向上が急務、立体農業で1億4000万人が生存可だという。

15:00-15:50 講演Ⅰ 「地域交流紙が導く地域の未来」

辻村琴美 もったいない学会 評議員

もったいない・おかげさま・ほどほどにをテーマにした、地域交流紙M・O・H(もう)通信が10周年を迎えました。理念を発信していると、活動が生まれました。地域の人財育成NPO法人環人ネット、生産者と消費者をつなぐ交流会・よばれやんせ湖北。情報から活動に移行できたのは、地元長浜の町づくりとの共鳴があったから。長浜の未来に向けた取り組みもご紹介します。

(講師略歴)
1956年大阪生まれ。金蘭短期大学出身。帝国飲食料新聞社勤務を経て1990年に新江州㈱入社、2003年M・O・H通信を発刊。2007年もったいない学会評議委員、同年長浜市中心市街地活性化委員、2010年NPO法人コミュニテイ・アーキテクト(環人)ネットワーク設立理事長就任、2011年よばれやんせ湖北実行委員会結成、2013年なでしこファーマーズ結成。「湖国と文化」に“いまどきの寺社”連載中。

(10分休憩)

16:00-17:00 ディスカッション 「低エネルギー社会へ向けて」

大久保泰邦 もったいない学会 副会長

石油ピーク到来とともに、低エネルギーの社会作りが問われる。低エネルギー社会は分散型で、地域の特徴を生かしたものである。石油社会のデザインの答えはアメリカにあったが、低エネルギー社会の答えはない。低エネルギー社会の姿は、画一的ではなく、その地域ごとで異なる。そこで、答えはその地域で考えなくてはならない。

欧米と比較すると、日本は平和で危機管理意識が薄く、中央依存性が強い。日本において、地域のことを地域で考えるという生き方、考え方は明治維新以来してこなかったのである。

ここでは日本で誰も議論していなかった「低エネルギー社会」について議論し、地域で考える契機とする。
発表資料を読む

17:30~ 懇親会 (会費3千円)

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