石井吉徳(故人)
公開日: 2008年8月1日
石井吉徳(故人)
「地球は有限」、このあたり前のことを理解すれば、石油ピークは気候変動よりも緊急な課題であることが理解できる。
エネルギーにおいて質が全てであり、EPRを指標とすることにより石油以外の資源を科学的に評価できる。IPCCの温暖化議論は、メタンハイドレート、オイルサンドなど、EPRから疑問のものを未来予測に含めている点、科学的根拠が低い。
また、現在の気温上昇傾向は過去の小氷期からの回復過程であり、人間が化石燃料を大量使用するかなり前から起こっていたのであって、全てが人間が排出した二酸化炭素のせいだとは限らないとする学説も強い。
地球温暖化と石油ピーク問題は共にエネルギー問題であり、その対策に矛盾があってはならない。
そのためには科学的な合理性、理念が欠かせない。
石油ピークは食料ピークであり、エネルギー・資源が本質にある。
イースター島、江戸時代、ローマ帝国などの歴史から学ぶことは、文明の盛衰はエネルギー・資源を浪費したか否かに左右されるという点である。
EPRの座標軸から考え、浪費を控える、もったいないのアジア本来の思想に回帰することが日本のこれからの道である。
投稿者: | 石井吉徳 |
Platforms: | Windows 8 |
Category: | 特集号(WEB学会誌) |
License: | Freeware |
日付: | 2008年8月1日 |
公開日: 2008年8月1日