第1回サロン 「エネルギー・資源・文明危機下の戦略なき日本を乗り越える未来戦略について」

【日時】2014年6月6日(金)14:45-17:00
【会場】東京大学本郷キャンパス工学部2号館1階211号室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
また、工学部2号館1階211号講義室の位置は非常にわかりくいため、こちらの案内図通りに従って下さい。

プログラム
14:45-15:25
「わかったつもりは無知に劣る」-戦略なき日本の科学技術
石井吉徳会長(故人)(東京大学名誉教授、元国立環境研究所所長)

「地球は有限、資源は質が全て」を理解すれば、未来戦略が透視できる。
だが日本には様々な楽観論、石油は枯渇しない、シェール革命、超深海油田も、日本近海にはメタンハイドレート、海洋資源も豊富となる。
だがそれは資源の「質」を理解しないリアリズム喪失論。
有限地球で無限成長は出来ない、人は自然と共存するしかない、頼りは自然の資源・エネルギーだが、先ず脱浪費そして冷徹なリアリズムと真の科学技術、いずれ来る関東震災にも備えなければならない、一極集中の東京文明を地方に分散する、日本列島で自然と共存する地産地消、食の自立を戦略思考したい。

15:25-16:00
ASEAN鉱物資源情報システムとアジア戦略
大久保泰邦副会長(産業技術総合研究所地質分野研究企画室)

米国、中国、ASEANのパワーゲームの中、日本は孤立している感がある。
中国は物理的にASEANに進出している。その中で日本が打てる政策は何か?JICAが開始した絆プロジェクトとWeb-GISを活用したASEAN鉱物資源情報システムを紹介する。

16:00-16:10
休憩

16:10-16:45
循環型「土太郎」の新たな村づくりの挑戦
中島健一郎氏(元毎日新聞顧問、現大正大学客員教授)

「Sustainable Village土太郎」とは。千葉・房総半島の高滝湖近くのゴルフ場ブリック&ウッドクラブの隣地10万坪に自然の起伏や緑を最小限しか変えずに約100 軒の住宅を造る計画地の名称。太陽光、風力、水力、バイオマス発電など再生可能エネルギーの村を目指しているのでSustainable Village(持続可能村)と名乗る。
土太郎は昔からの地名だが、「土」を大切にする村にふさわしい。
地産地消の杉材などでエネルギー消費の少ない家造りをする。
5年前に開発許可が下り、第1期地区にすでに17軒目の家を建築中。第2期工事地区には1万坪の土太郎湖も出現する。
住む人の顔が見え、お互いに手が届くコミュニティーを目指しており、子供のための自然学校、健康塾、シェアファーム、豊かな自然に囲まれたビジネスセンターなど新しい生き方を実現するモデルケースに挑戦している。」

16:45-17:00
質疑応答・総合討論

17:30~
懇親会を予定しています(本郷界隈にて)

参加申込みはこちらからお願いいたします。

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