エネルギー収支比的視点がなぜ重要なのか — EPRの定義と意義の再検討 —【解説】 Posted by 管理者 On 2015年4月20日 2015年5月4日 松島 潤 PDFを閲覧する サマリー 本稿は、EPR(Energy Profit Ratio:エネルギー収支比)の定義を再検討することで、その意義を明確化することによりEPRの適切な適用を促すことを目的としている。 人間の行為を「余剰エネルギーを生産する行為」とに便宜的に分けると、EPRの本来的な適用範囲は前者である。 従って、人工物の製造や利用については、「余剰エネルギーを消費する行為」に分類され、このような場合は、EPRではなく熱効率などの効率指標を用いるべきであろう。 また、EPRの社会的な重要性として、EPR低下が高インフレ率と景気後退(スタグフレーション)をもたらし、我々の社会に深刻な影響を与えうることを示した。 投稿者:松島 潤 Category:解説(WEB学会誌) 日付:2012年2月22日 公開日: 2010年2月22日