2018年度 第3回サロン 11月30日(金)

もったいない学と持続性学の接点

【日時】2018年11月30日(金)9時30分から12時00分
【会場】東京大学山上会館大会議室
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_02_j.html

 

プログラム

 

■9:30-10:30

【講演1】
タイトル:「もったいない学」を考える
発表者 :石井 吉徳 名誉会長・東京大学名誉教授(故人)
講演内容:
「地球は有限、資源は質が全て」を原理原則に日本列島で生きるに、3つのキーワード 「食糧、 エネルギー、軍事」が要である。
食料については、遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実-私たちはどのように騙されてきたのか?、2016スティーブン・M・ドルーカーの著が参考になる。
エネルギーだが、原子力は無限でも安全でも低コストでもなかった、未来は省エネルギー、再生可能エネルギーが大事、
総じて脱浪費が「もったいない学」の要だ。超格差社会では紛争多発する、「軍事」が大事である。
→ 発表資料

■10:30-11:30

【講演2】
タイトル:持続性学:「成長の限界」から「バランスへの回帰」への道
発表者 :林 良嗣 中部大学総合工学研究所教授・名古屋大学名誉教授
講演内容:
人類と地球は、農耕生活時代までは太陽の恵みを受けて蓄積されてきた資源を上手に使いまわしながら、地球生命共同体として原始自然バランスを保ってきた。しかるに、爆発的な力を出す蒸気機関を発明するに至って、大変なスピードで化石燃料を採掘し始めて地球がバランスを大きく崩し始め、人類は地球の銀行強盗になり下がった。
人口が少ない時代には地球が圧倒的に大きく、近くの海や川で魚を取り、自ら畑を耕して、人類は地球上の自然の恵みをそこから取れたものを直接食べて行けばよかった。しかし、現在では都市人口が巨大となり、地球の遠くから食糧を運搬しなければならならず、原始バランスをどんどん失ってきている。
持続性学は、このバランスを取り戻すための学問であり、エネルギー、地球システム、農業、食文化、都市化、自然に対する恐れとバランスへの感受性、などの側面から、「成長の限界」の認識と「バランスの回帰」への方向性を探る。
→ 発表資料

■11:30-12:00

【フリーディスカッション】

 

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