第4回サロン

【日時】2012年12月11日(火)14:45-17:00
【会場】東京大学本郷キャンパス山上会館
http://www.sanjo.nc.u-tokyo.ac.jp/sanjo/contact/

2012年12月、衆院選の真っただ中に師走のサロンを開催。
今年、日経ビジネスオンラインで『「そもそも」から考えるエネルギー論』を配信し、ご活躍が注目された会員の大場紀章氏をお迎えして、シンクタンク研究員のお立場から、世界のエネルギー事情をお話いただきます。
石井会長(故人)は、日本文明の分水嶺3・11からの示唆を、大久保理事は上梓を記念したご講演を。
各政党に届け、これが日本の現状と可能性だ。

プログラム

14:45-14:50
開催にあたり

14:50-15:20
講演Ⅰ.成長の呪縛、日本はどこへ行こうとしているのか
石井吉徳 もったいない学会長(故人)

成長の呪縛、日本はどこへ行こうとしているのか
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宮城県中小企業同友会、「第14期同友会大学」講師として、11月中旬、仙台そして気仙沼、南三陸などの被災地を訪れた。
そこで地元企業人の健闘を拝見し、3・11後の日本は地方にあると実感した。
中央では復興予算を悪用する官僚、国民不在の政産学だが、現地は目前の問題に対処せねばならない。そこで我々の「もったいない」、「三方良し:売り手良し、買い手良し、世間良し」の理念には共感して頂いた。
「売り手のみ良し」、成長の呪縛、マネー至上主義からの脱却が日本の大事なのであろう。

15:20-15:50
講演Ⅱ.低エネルギー社会のイメージと将来の日本
大久保泰邦 もったいない学会理事

低エネルギー社会のイメージと将来の日本
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前回紹介したスイス社会は石油が無くても現在の生活水準を維持できるのではないかと思うに至った。そこで湧く疑問は、日本はどうか?である。
その答えは持っていない。
ただ言えることは、スイス社会、江戸時代、キューバ社会を分析し、比較検討したとき、人口が多い少ないが問題ではないということである。どうなるのか、どうすればよいのか、議論したい。

-質疑応答-

(休憩)

16:15-16:45
講演Ⅲ.エネルギー制約下の世界経済と私たちの暮らし
大場紀章 株式会社テクノバ調査研究部研究員

エネルギー制約下の世界経済と私たちの暮らし
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経済成長とは安価な化石燃料消費を前提とした一過性の社会現象であり、ピークオイル後の世界経済は徐々にその限界に直面していくだろう。
ただし、「脱成長」への移行は多くの人道的危機とのトレードオフとなる可能性があり、生半可にはいかないと考えられる。
原発再稼働問題、再生可能エネルギーの実力、エネルギー地産地消というコンセプト、「シェール革命」ほか非在来型資源の真実など、最新のエネルギー関連情報を踏まえながら、エネルギー制約がもたらす世界の変化と私たちの暮らしについて考える。

-質疑応答-

17:30~
懇親会

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