シェール革命が起こした石油ピークの異常 Posted by 管理者 On 2015年8月25日 2017年3月23日 田村 八洲夫 PDFを閲覧する サマリー 2005 年に始まった世界の石油ピークは、ハバートの理論的トレンド、そして、これまでの米 国の 1971 年石油ピークのトレンド、あるいはヨーロッパの石油ピークの生産トレンドに調和す ることなく、2008 年 9 月 15 日に発生の世界金融危機、2010 年以降の価格高騰に伴う「シェー ル革命」、そして 2014 年 10 月初旬からの石油価格大急落という大乱流の発生を伴いながら文 明の終焉に向かって推移している。 本稿では、エネルギー収支比の悪いシェールオイル台頭が良質の在来型石油市場を混乱させて 価格暴落を招いた原因、経緯、そして影響について整理する。そして、OPEC が 2014 年 11 月 総会で、シェール革命依存の市場自由主義の圧力に屈せず、‘在来型石油の減産に応じないでシ ェアを守る決定’が、石油生産の大原則「木の実は採りやすい下枝になっている実から先に採取 する」に立脚したものであり、石油文明の危機を一時的にしろ、救うことになったことを指摘す る。 投稿者:田村 八洲夫 日付:2015年8月25日 公開日: 2015年8月25日 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です Comment Name * Email * Website
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