福島原発暴走事故による放射能汚染 -受忍するか、選択するか、それとも逃避するか-【論文】 Posted by 管理者 On 2015年4月20日 2015年5月4日 安藤 満 PDFを閲覧する サマリー 2011 年 3 月 11 日、東北地方太平洋岸地震(マグニチュード 9.0)と津波が東京電力福島第 1 原子力発電所に重大な破壊を引き起こした。 原子力発電所(原発)近辺の大気、土壌、陸水、海水環境がヨウ素‐131、セシウム‐137、セシウム‐134 等の放射性物質によって著しく汚染された。 原発から放出された放射能汚染の湿性沈着と乾性沈着によって、数種の農産物と海産物が汚染されている。 震災後 10週間を過ぎた時点で、土壌中濃度が 1.48 megaBq/m2以上の汚染を示す地域の面積は約 600km2 に上る。原発から 170 km 離れたつくば市の大気中に、低濃度の放射性物質が検出された。 汚染地域から約 8 万人の人々が強制避難させられている。 放射能汚染への怖れから、多数の人々が原発の無い非汚染地域へ逃避している。 多数の乳幼児、児童、母親が高い放射性汚染物質の地域に住んでいるため、生活環境から沈着した放射性物質の除染に取り組む必要がある。 投稿者:安藤 満 Category:論文(WEB学会誌) 日付:2011年6月29日 公開日: 2011年6月29日